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2008.08.20
魂が求めるものは あんたたちの目には映らない。
こっちは言っても無駄さ。
そっちは訊いても無駄さ。

笑い飛ばせば良いものを、 怒鳴りつけたり諭したりするから腹立たしい。
本当の望みは叶わないのだから淡々と歩もうとしているのに、 そのなかで微かな香りを拾おうとしているのに、 どうして本気のものを探せと言う。
何度解いても不適としか書けない 虚しさ。

本気で犯罪に手を染めたい、 それは駄目だろう。
なんとなく職に就く、 それは何故いけない。
叶わない本気を隠すぐらい、 許可をくれ。

「今までにしておくべきだった」らしい。
そもそも どうしてそんなに時を急ぐ。
この鼓動は秒針と共には行けない。
曲がっても戻ってきても、 道でなければならないか。

無理さ。
魂は二次を越えた遥か 四次元にある。
2008.08.14

君に一途じゃなかった僕が 君の傍にいていいのかと思うときがあるんだ。
それでも前を行く君が振り返って笑うと 優しさが熱を帯びて心を溶かす。

当たり前のように同意を求められて 当たり前のように頷く僕がいる。

まだ小さい頃 巧い立ち回り方を知らなくて
偽善だと責められたことがあるんだね。
それからは天然を装って 何にも知らない振りをしていたんだね。
それも腹黒い 裏表だと指を刺され 君は笑わなくなった。

察した大人が「可哀想に」と言う度に 君は頑なに口を閉ざしていたね。
「違う」という言葉も そのままの意味では受け取ってもらえないことを
既に何度か試みて学んでいたから。

泣けば同情を受け 彼らが責められてしまうからと必死に堪えていたのに、
大人はそれを「可哀想に」と言い 彼らは「同情を買っている」と批難した。
あのとき 涙を堪える姿さえ曲げられてしまったね。

僕も含めて誰も 君を信じていなかった。

それでも君は笑いかけたね。
「落としたよ」と言って 震える手で僕のノートを差し出して、
「ありがとう」と受け取ると驚いた顔をして すぐに蹲り 初めて泣いた。
「受け取ってもらえないと思った」
その言葉はそのままの意味で僕の中に染み込んだ。

あのときの胸の痛みを 君と語り合うことはできない。
君は長い間 もっと痛かっただろうから。

今こうして君が振り返って笑ってくれることを 嬉しく思うよ。
君は 良い意味でずっと変わらないから。

2008.08.07
泥の中に隠れている 大粒のビーダマを探して
肘まで汚して笑うのを下駄箱の日陰から見ていた

一歩を一歩とも思わずに駆けていく君たち
そうね きっとそんな風に私も行けるわ

ジリジリ肌を焼きながら 太陽を呑み込んでいく
なんて素敵な気分 嗚呼、I have no dread!
何だってできるわ

ビーダマが泥の中に無いことを 聡い私は知っていた
今もそれは否定しない だから探しに行くのよ

カラリと広がる青でさえ 今や私の所有物
王に相応しい気分 嗚呼、I have no dread!
信じているわ

半端物なら捨ててあげる だからビーダマ?
私を驚かせるくらい、趣向を凝らして待っていなさい!

一歩を一歩とも思わずに 私ただ駆けていけるわ
なんて無敵な気分 嗚呼、I have no dread!

嗚呼、I have no dread!
2008.08.05
唐突に懐かしの少女漫画が読みたくなってきた。
聖・尾とかぷくぷくとか赤子・愛とか。
竜少女とか学園女装探偵(迷宮と書いてラビリンスと読む)とか可弱いふりしてあの娘実はバリバリ名探偵(タイトル思い出せない)とか、ミントな僕らとか。
2008.08.02
水溜まりの底の青空
鏡に手をあてると揺らぐ感覚

扉に掛けた指先への期待感
階段を登る一足毎の興奮

自覚とともに 時代錯誤
ここでない何処か 呼ぶ声がする

風を受けて髪が流れれば
世界を抱くよう両腕を上げ

波を受けて膝が濡れれば
深淵まで見透かすよう両目を細め

鼓動は飢えるように高鳴り
試練に焦がれて檻を破ろう

勇気ならば、ここにある

翼を広げて駆ける鳥に奪われた魂
地を蹴ると行ける白昼夢

風に打たれた耳が痛めば
世界を抱くべく真実を狩り

波に呑まれた四肢が軋めば
深淵まで見透かすべく喘ぐ息を詰め

鼓動は時に怯えるように叫び
試練は無防備な身を裂こう

覚悟ならば、ここにある

呼ぶ声がする